No.023糖から見た骨(2)




一言コラム㉓ 【糖から見た骨(2)】

昨日は「骨質」特にコラーゲンの糖化の問題について触れましたが、
「骨量(骨代謝)」に関しても「糖」が関わっています。

ここで「骨代謝」とは骨で行われている、古い骨が壊され(骨吸収)、新しい骨が作られる(骨形成)過程のことで、破骨細胞(骨吸収)と骨芽細胞(骨形成)によって行われています。
骨吸収と骨形成のバランスが保たれる事で、骨量が保たれ、骨は健康であるのです。

高血糖の方が、2倍以上骨折を起こしやすいことは知られていますが、その原因として「インスリン作用不足」と「高血糖」が考えられています。

インスリンは、「糖代謝」以外に、骨代謝にも関わっているのです。
具体的には、
①骨芽細胞の数の増加
②腎臓での活性型ビタミンD3の合成
です。

よって、その作用不足は、骨芽細胞の減少、活性型ビタミンD3の合成低下につながります。
骨芽細胞の減少は骨形成不全、活性型ビタミンD3の合成低下は、腸管や腎からのCa再吸収の低下を引き起こし、骨粗鬆症へと繋がるのです。
それ以外にも様々な要因が複雑に絡みあい、図2のように非常に難しく見えますが、原因を取り除くのは簡単です。
「高血糖」を防げばよい、
「糖」を食べなければよいのです。