No.029コレステロールから見た死亡率




一言コラム㉙【コレステロールから見た死亡率】

J-LITは、日本で最も大きな臨床介入試験の一つです。

1992年から6年間、約5万人の高コレステロール症患者に「スタチン」というお薬を投与し、総コレステロール値による死亡率の違いを見たものです。
現在では、高コレステロール症(脂質異常症)は、LDLコレステロール高値、HDLコレステロール低値、中性脂肪高値によって診断しますが、総コレステロール値のみで診断していた時代の試験です。

図1から、冠動脈イベント(心筋梗塞など)で亡くなる人は200-219mg/dLが一番少なく、そのため以前は総コレステロール値が220mg/dL以上が異常とされ、「スタチン」がお薬として出されました。

しかし、この試験には隠されている部分があるのです。それが図2です。
「スタチン」の投与で総コレステロール値を下げすぎると、その何倍もの人が「がん」で死亡したり、うつ病などの精神病にかかり、自殺や交通事故など「その他」とされる原因で死亡する人が多いことがわかったのです。

現在では、コレステロール値が低い人は「認知症」のリスクが高いこともわかっています。

病院の先生は
「コレステロールが高いと、心臓の病気になるといけませんからお薬飲みましょうね」
とは言いますが
「コレステロールが下がりすぎると、がんや自殺で死んでしまうといけませんから、お薬やめときますね」
とは教えてくれません。

自分の「命」を守るのは自分なのです。
参考 J-LIT:Japan Lipid Intervention Trial(1992~1999年)




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