No.032コレステロールから見た高コレステロール(3)




一言コラム㉜【コレステロールから見た高コレステロール(3)】

今回は、高コレステロールの原因とされる「運動不足」についてです。

高コレステロールの方で、「運動療法」と称して
「運動をしないからですよ」
と、お医者様から責められた経験のある方は多いのではないでしょうか?

ここに、世界で最も権威のある医学雑誌の一つ
「New England Journal of Medicine」の論文があります。
運動の強度と量が、コレステロール値にどのような影響を与えるか研究しました。
患者を
① 運動しない群
② 週3日程度、軽い運動を行う群
③ 週3日程度、強い運動を行う群
④ ほぼ毎日、 強い運動を行う群
の4群に分け6ヶ月の運動効果を比較した研究です。

強い運動をほぼ毎日、6ヶ月間行ってはじめて、HDLコレステロール増加、LDLコレステロール減少の効果があると結果が出ました。
しかし、3-5mg/dL程度の微々たる変化です。
運動と言っても、散歩程度や週3日程度ではほとんど影響がないようです。
だからと言って、運動をしなくていいと言っているわけではありません。

コレステロール改善を目的とするには、
「運動」は非常に効率が悪いと言っているのです。

どうやら責められるべきは
「運動をしなさい」
「運動不足ですよ」
と呪文のように繰り返してきた指導する側のようです。

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参考: http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa020194
軽い運動:散歩程度
強い運動:ジョギング5km程度の鼓動が激しくなる運動




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