No.084タコから見たオートファジー




一言コラム(第84回)【タコから見たオートファジー】

オートファジーはAutophagy
Autoは「自分」、phagyは「食べる」の意味で「自食作用」とも言われます。
1963年にクリスチャン・ド・デューブにより定義され、古い学問ですが最近になり急速に研究が進みました。
(それまで年間30編程度だった研究論文数も2005年ごろからウナギのぼり、2012年には100倍の3000編以上が発表されています)

「自分を食べる」と言うことから、よくタコが自分の足を食べることに例えられます。
ヒトはいくらお腹がすいても、自分の足や手を食べるようなことはありませんが、実際、我々の細胞の中では
「自分で自分を食べる」ことが行われています。

これが、「オートファジー(自食作用)」です。

注1:タコはお腹がすいたから足を食べているわけではないようです。ストレスがかかった時に食べると言われています。食べた足も、あとで生えてきますのでご心配なく。
注2:世界でもタコを食べる民族は珍しく、日本は世界シェアの約6割を占めています。他には韓国、イタリア、スペインなどでも食べられるようです。
注3:日本人がタコを食べるようになったのは古く、713年の「出雲国風土記」にはタコが登場します。また、弥生時代の遺跡からは蛸壺と思わしき土器が出土され漁をしていたと考えられています。